• "記者会見"(/)
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  1. 大府市議会 2021-12-17
    令和 3年第 4回定例会−12月17日-04号


    取得元: 大府市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    令和 3年第 4回定例会−12月17日-04号令和 3年第 4回定例会 第4日目  令和3年12月17日(金曜日)   午前 9時00分 開議   午後 3時42分 閉会 1 出席議員    1番  小山昌子    2番  大西勝彦    3番  久永和枝    4番  鷹羽富美子    5番  三宅佳典    6番  野北孝治    7番  木下久子    8番  藤本宗久    9番  太田和利   10番  酒井真二   11番  鷹羽琴美   12番  加古守
      13番  森山守   14番  柴崎智子   15番  国本礼子   16番  山本正和   17番  早川高光   18番  鷹羽登久子   19番  宮下真悟 2 欠席議員    なし 3 職務のため議場に出席した議会事務局職員    事務局長   相木直人    議事課長   原田好美    議事係長   武陵真結子    議事係主任  野崎雄介    議事係主任  鈴木伸男 4 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者    市長         岡村秀人    副市長        山内健次    副市長        山田祥文    教育長        宮島年夫    企画政策部長     新美光良    総務部長       玉村雅幸    市民協働部長     信田光隆    福祉部長       猪飼健祐    健康未来部長     内藤尚美    健康未来部担当部長  阪野嘉代子    都市整備部長     伊藤宏和    都市整備部担当部長  松浦元彦    産業振興部長     寺島晴彦    水と緑の部長     近藤重基    教育部長       鈴置繁雄    主席指導主事     二村圭史    秘書人事課長     白浜久    企画広報課長     太田雅之    法務財政課長     長江敏文    行政管理課長     近藤豊    地域福祉課長     長坂規代    幼児教育保育課長   山本貴之    子ども未来課長    間瀬恵    学校教育課長     浅田岩男 5 議事日程  第1 議案第51号 大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について  第2 議案第52号 大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について  第3 議案第53号 大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について  第4 議案第54号 大府市使用料条例の一部改正について  第5 議案第55号 大府市手数料条例の一部改正について  第6 議案第56号 大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  第7 議案第57号 大府市国民健康保険条例の一部改正について  第8 議案第58号 大府市下水道条例の一部改正について  第9 議案第59号 令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)  第10 議案第60号 令和3年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  第11 議案第61号 市の境界変更について  第12 議案第62号 市の境界変更に伴う財産処分の協議について  第13 議案第63号 指定管理者の指定について(大府市勤労文化会館)  第14 議案第64号 指定管理者の指定について(大府市デイサービスセンター長草デイサービスセンター)  第15 議案第65号 指定管理者の指定について(大府市立東山児童老人福祉センター)  第16 議案第66号 指定管理者の指定について(大府市石ヶ瀬会館)  第17 議案第67号 指定管理者の指定について(大府市民体育館大府体育センター・大府市運動広場)  第18 議案第68号 指定管理者の指定について(大府市自然体験学習施設「二ツ池セレトナ」・二ツ池公園グラウンド)  第19 議案第69号 市道の路線変更について  第20 議案第73号 令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)  第21 議案第73号 令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)  第22 議案第71号 教育委員会委員の任命について  第23 諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  第24 意見書第6号 インボイス制度導入後もシルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を求める意見書  第25 意見書第7号 ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書  第26 議員派遣について 6 会議に附した事件   議事日程と同じである。 ○議長(早川高光)  皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は19名で定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開します。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布しました日程表により進めたいと思いますので、よろしくお願いします。  なお、会議録署名議員は、先に指名しました7番・木下久子議員及び8番・藤本宗久議員にお願いします。  また、本日の会議中、傍聴席において、手話通訳及び要約筆記が予定されております。発言者におかれましては、早口にならないよう、意識して、明瞭な発言を心掛けていただきますようお願いします。  なお、報道機関及び企画広報課より、それぞれ撮影及び録音の申出がありましたので、傍聴規則第9条ただし書の規定により、議長において許可をしましたので、御報告します。  日程第1、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  おはようございます。  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、12月13日、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日報告します議案のうち、議案第73号以外につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降、登壇しての御報告では省略させていただきます。  議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、令和2年3月に制定した大府市手話言語条例とは別に、この条例を制定する理由は何か。  答え、手話言語条例は、手話が言語であること、及びろう者への理解を深めるために制定したが、この条例は、障がいについての理解を深め、社会参加を促進し、共生社会を実現していくために制定するものである。  問い、第4条第3項に、施策の推進に当たっては、関係者の意見を聴く機会を設けるとあるが、具体的にどのような方法で行うのか。  答え、現在、特別支援学校の教員や保護者などと情報交換の場を設けている。今後も引き続き、関係者からの意見聴取をしていきたいと思っているが、具体的な方法については、これから調整していく。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員2名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。
     その内容は、「大府市手話言語条例の基本理念を踏まえ、障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用を、全ての障がいのある人に対して進めていくことを新たに定めることには意義があると考え、賛成する」といった趣旨のもの、及び「障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用を促す施策に積極的に取り組む姿勢を示したことと、当事者と支援者と行政とが協働でつくり上げた条例であることを評価して、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。10番・酒井真二議員。 ◆10番議員(酒井真二)  それでは、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、自民クラブとして、賛成の立場で討論をさせていただきます。  本市では、手話が言語であること、及びろう者への理解を深めることを目的に、令和2年4月1日に大府市手話言語条例を施行いたしました。  この条例を審査し、議決した令和2年第1回定例会において、我が自民クラブでは、「この大府市手話言語条例案を改めて読み返し、ほかにも、今なお差別や不便さに苦しんでいる障がい者がいるであろうと思うとき、条文中の『ろう者』を『全ての障がい者』と読み替え、障がいを抱える全ての人たちに対して、この条例の精神を理解、実践していくことも、大切な取組である」と述べさせていただきました。  今回、大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例を新たに制定することは、大府市手話言語条例の基本理念を踏まえ、障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用を全ての障がいのある人に対して進めていくことを、新たに定めることに意義があるものと捉えております。  障がいの特性といっても、その状態や程度、生い立ちによって様々であり、月日とともに変わっていきます。また、コミュニケーション促進に関わる手段も、日進月歩の技術革新により、AI、IoTにより、わかりやすく使いやすいものになってきています。私たちには、この最新の手段を把握し、積極的に利用することが求められます。  また、コミュニケーションの基本は、お互いを認め合い、理解することです。これは、人にしかできないことであります。  今回制定する条例の目的である、障がいの有無によって分け隔てられることなく、互いの人格と個性を尊重し合いながら安心して暮らせる共生社会が実現していくことを切に願い、この条例を機に、障がいのある人だけでなく、性別、年齢、国籍や宗教、文化などの多様性を認め合い、共に暮らしていく社会、インクルーシブ社会の実現につなげていただくよう申し添え、自民クラブの賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。6番・野北孝治議員。 ◆6番議員(野北孝治)  それでは、市民クラブの一員として、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、賛成の立場で討論させていただきます。  市民を含め、障がいの有無にかかわらず、全ての人が日常生活や社会生活を送るには、お互いにコミュニケーションを図ることは欠かすことのできないものです。  今回の条例は、障がいに応じた環境整備がまだ不十分な現状を踏まえて、特性に応じたコミュニケーション手段の環境整備を進めることを、より多くの人に理解し、利用を促進することで、誰もが安心して暮らせる共生社会の実現を目指すものとなっており、賛成すべき内容となっています。  まずは、本条例の内容を広く市民に理解していただくことが大切であると考えます。条例は、制定して終わりではなく、市民に定着させることが重要であり、その実現に向けて積極的に周知していただくことを期待し、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。14番・柴崎智子議員。 ◆14番議員(柴崎智子)  賛成です。  議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、公明党として、賛成の立場で討論いたします。  始めに、本条例の前文の冒頭に着目いたしました。  「私たちが日常生活や社会生活を送る中で、障がいの有無にかかわらず、等しく情報を取得し、互いにコミュニケーションを図ることは、人と人とが相互理解をする上で必要不可欠なものです」という、誰しもの大前提から始まります。そして、「障がいのある人の情報の取得やコミュニケーションの手段は、一人ひとりの障がいの状態や程度、それぞれの生い立ちにより多様です」という文言が続きます。  この前文の冒頭の流れに、まず、本市ならではの、この条例における深い意味を持たせていると理解できることを、高く評価させていただくものです。  読み重ねていきますと、「障がいのある人」についての説明は、「私たち」という言葉に読み替えることができます。  つまり、私たちは、情報の取得やコミュニケーションの手段は、一人一人の私たちの状態や程度、それぞれの生い立ちにより多様ですと、誰しもに当てはめて読み替えることができます。  条例の前文に本市ならではの思いを乗せたことで、条例の内容に命が吹き込まれるものと考えます。  本年9月末までに、多くの市町が、いわゆるコミュニケーション条例を制定するに及んでおりますが、本市は、先に令和2年3月に手話言語条例を制定し、手話は言語であることへの理解と同時に、手話とろう者への理解の促進を図られました。  そして、このたび、本条例を制定することによって、コミュニケーションの手段について、改めて市民が我が事として引き寄せて、誰しもが考える気付きを提示されたものと言えます。  本条例は、障がい者を特別視するのではなく、障がいのない人と同じように社会で暮らしていけるようにしようという考え方、ノーマライゼーションの理念と一致いたします。  本市は、このノーマライゼーションの理念に基づき、障がいのある人が自ら選択したコミュニケーション手段を使用できる機会を確保するとともに、障がいのある人も、ない人も、互いに一人一人の尊厳を尊重し合い、全ての市民が安心して暮らすことができる共生社会の実現を目指し、この条例を策定されたと、意義を確信し、広く周知されることを期待するものです。  よって、本議案に対し、賛成の討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。賛成ですか、反対ですか。18番・鷹羽登久子議員。 ◆18番議員(鷹羽登久子)  賛成です。  それでは、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、無所属クラブとして、賛成の立場で討論いたします。  バリアフリーやユニバーサルデザインといった言葉が一般に言われるようになってしばらくたちます。共生社会の実現には誰一人異論がなく、みんなで目指していきたいということは、みんなが合意できるものであるのに、障害者基本法や障害者の権利に関する条約があるのに、それでも、本条例の前文にあるとおり、障がいをお持ちの方には、障がいゆえの様々な障壁が残されています。  情報化社会の進展や技術革新に伴って、コミュニケーションを補う手立ても増えつつありますが、それを必要とする人がいることや、それを活用することで、更に障壁が下げられることなどは、まだ改めて周知が必要であることから、障がいのある人も、ない人もという理念にとどまらず、具体的に市が主体的に進めねばならない取組は、多種多様に数多くあり、これからも誠実に積み重ねていく必要があります。  こうした現状を踏まえ、手話が言語であることを明確に定め、手話の普及啓発に取り組み始めた手話言語条例を先に制定した上で、その2年後に加えて施行することとなる本条例の制定は、無所属クラブとして、大いに評価し、賛成するものであります。  本条例により、多様なコミュニケーション手段の理解と普及、利用促進が図られ、誰もが人格と個性を尊重し合いながら、安心して心豊かに楽しく暮らすことのできる大府市の実現が、より早まることを期待いたします。  さらには、市民の役割として、市が推進する施策に協力するという第5条のそのステップの先に、障がいのある市民も、ない市民も、個人も、法人も、多様なコミュニケーション手段を利用する主体的な実践者となっていく未来に積極的に参画していきたいと考えます。  議会においても、議決だけでなく、これらの条文に示されたことが果たされるよう注視していくことを申し添え、賛成の討論を終わります。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、賛成の立場から討論いたします。  2020年3月に、大府市手話言語条例が、この議会で制定されました。  言語には、日本語や英語のような音声言語と、手話のような非音声言語があります。  しかし、これまでの歴史の中で、手話が言語として認められず、ろう教育の中で使用が厳しく禁止されてきました。学校だけでなく、社会においても、手話は手まねと蔑まれ、ろう者はいわれのない差別や人権侵害を受けてきました。  こうした歴史を二度と繰り返さないため、手話言語条例が制定され、手話は言語であるという言語権が確立しました。  そして、この間、本市が、手話とろう者への理解の促進のために、手話カフェや、市職員による手話の紹介動画作成など、いろいろな取組をしていることは評価いたします。  今回の条例制定は、ろう者も含め、障がいのある人への、障がいがあるがために生じる様々なコミュニケーション障がいに対して支援し、情報提供や意思疎通のバリアをなくすことを目的としていると思います。  今回、12月議会開催に当たり、定例記者会見の資料の中で、この条例の制定は、次のステップとして、今まで以上に、障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用を促す施策を積極的に進めると書かれています。  そして、この条例では、目的として、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互の人格と個性を尊重し合いながら安心して暮らすことのできる共生社会を実現することを目的とするとしています。  この条例の下、共生社会の実現に向けて、市の責務として、障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用を促す施策に積極的に取り組んでいただく姿勢を示していただいていることを高く評価いたします。  また、この条例が、当事者である障がい者や、手話通訳者などコミュニケーション支援者その他関係者の方々と行政が協働でつくり上げてきたもので、当事者の声を大切にして条例がつくられていることも評価しています。  ここで、意見を申し上げます。  本条例では、施策の推進に当たって、当事者やコミュニケーション支援者その他関係者の意見を聴く機会を設けるものとするとしています。  条例を実効性のあるものにしていくためには、障がい当事者や支援事業者の声を聴くことは、とても重要なことです。  兵庫県明石市では、明石市手話言語等コミュニケーション施策推進協議会を置くことを条例で定め、障がい当事者や支援事業者の声を聴く機会を定期的に開き、条例の検証をし、差別のない共生のまちづくりを目指しています。  本市でも、協議会の設置を検討していただきたいと思います。  また、同じく明石市では、合理的配慮の提供を支援する助成制度を立ち上げ、民間事業者、市民や地域の団体が、コミュニケーション支援の提供に際して発生する経済的負担を助成しています。  点字メニューやチラシの音訳、コミュニケーションボードなどの作成を、市民や事業者が独自に取り組むことで、障がいのある人が安心して住めるまちづくりや、障がいへの理解も促進すると考えます。  本市でも、合理的配慮の提供を支援する助成制度の立ち上げなど、コミュニケーション支援の提供を検討していただきたいと思います。  最後になりますが、もっと障がいのある方々に、議会を気軽に傍聴していただけるよう環境整備を整えていくこと。これを課題として、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。賛成ですか、反対ですか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  賛成です。  それでは、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」、賛成の討論をいたします。  今回の条例は、障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関して、障がいがあっても、なくても、相互の人格と個性を尊重し合いながら安心して暮らすことのできる共生社会を実現することを目的としています。  耳の聞こえないろう者は、容姿ではわかりにくい障がいであり、耳が聞こえないことによる障がいと、耳が聞こえないことによって情報の確保が難しい二次障がいという形で、更に生活上の困難を抱える場合があります。  聞こえる人は、災害時に、ラジオや同報無線、口コミなどによって、具体的な情報を得るためのきっかけが耳から入ることが多いものです。  災害時に重要である情報のあるなしは、逃げ遅れや、食料や水の配給情報の不足により、食べ物が受け取れないというような二次的な障がいも起こります。  今は、ろう者でも情報を目で得る手段は広がりましたが、今回の条例制定によって、より理解を深めるきっかけの一つにすることで、二次障がいも防ぐことができます。  ろう学校では、歴史的に、音声の言語の教育が最大の目的と考えられてきました。  耳の聞こえない子どもは、周りの言葉が耳から入らず、聞こえる人のように、自然な状態では、音声言語を習得することはできません。  そのため、目で見て、振動を手で感じるなど、一度も聞いたことのない音を発音させ、相手の話を唇の形から読み取らせるという、気の遠くなるような訓練を強いられ、聞こえる人の音声言語を習得させる特別な訓練と教育が長く続きました。  家に帰っても、子どもの一番大事な遊ぶ時間は削られるなど、苦しい長い時間を過ごしたろう者もいます。  ろう学校では、手話を禁止され、聞こえる人と同じ言語の日本語を取得することに固執されたものの、子どもたちは、先生の目を盗み、内緒で手話を使う、そんな時代もあり、引き継がれてきました。  このように、ろう者の言葉であります手話は、言語として認められていなかったのです。  そういった中で、手話が言語であることの理解が重要であると、令和2年3月に大府市手話言語条例を制定し、まず土台をつくったということは、ろう者の人権を尊重する、とても大きな意味があります。  その上で、コミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定であること、条例作成に当たり、当事者とともにつくり上げてきたという過程、手話言語条例と分けて制定された画期的な条例であるため、賛成をいたします。  最後に、意見を述べさせていただきます。  大府市の窓口対応として、窓口に相談に出掛けたが、立ち話で結論を出され、帰された事例。特別な事情があり、制度の手続のことで相談したいが、書類がそろわなければ申請できないという制度の説明に固執する事例がありました。  どうしたら申請に至るのかの過程、手段を一緒に考えて、申請できるための支援やアドバイスが必要な事例です。申請書類の不備がないかのチェックだけが市役所の仕事ではありません。障がいを持たない市民の対応でも、このような課題を私は今感じています。  市民は、何に困って、どうしてほしくて窓口に来たのか、何に困っているのか、自分で整理できない市民もいます。言葉では表してはいないけれど、こういったことに困っているのではないかという、声なき声をくみ取る高度な対応も求められます。  その上で、どういったコミュニケーションであれば、伝えることができるのか。特に、今回の条例は、何らかの障がいを持った市民も対象であり、より相手の気持ちをくみながら対応していく必要があります。
     日々、想像力を働かせ、今回の条例が最大限に生かされることを期待いたしまして、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、これで討論を終わります。  これより議案第51号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第51号「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。  日程第2、議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」を議題とします。  本案は厚生文教委員会に付託してありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、知多5市5町での共同運用をやめて、市独自で制度の利用促進を図るために、条例制定が必要だと判断した理由は何か。  答え、成年後見制度は、判断能力が衰えた方の生活支援を行う上で、最後のとりでとなるため、市が取り組むことに意義があると考えている。  問い、この条例を制定することは、目的の達成や計画を実施する上で、職員の後押しとなるのか。  答え、この条例は、成年後見制度の利用を促進する上で、職員の後ろ盾になるものだと考えている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員3名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「本市単独で成年後見センターを設置すること、また、単身の高齢者世帯を支えるための法人後見団体を育てていくことなど、他市町に先駆けて、早期の対策・対応を打ち出したことを高く評価し、賛成とする」といった趣旨のもの、「福祉国家を守っていくために必要な成年後見制度の利用促進を条例に規定することは賛成である。制定後は、条例に規定した市民の役割を積極的に周知してもらうことを期待して、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「成年後見制度の利用促進に当たり、様々な部署が横断的に関わり、正しい理解と、必要な人へ適正に利用されることを期待し、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。16番・山本正和議員。 ◆16番議員(山本正和)  議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論します。  この条例に賛成する第一の理由は、これまで、知多5市5町共同でやってきました知多地域成年後見センターへの業務委託から、大府市が独立して成年後見センターをつくっていくための条例制定であること。  そして、第二の理由は、今後、大府市においても、単身の高齢者世帯の更なる増加により、市区町村長による法定後見の開始審判申立件数が増えることを見越して、法人後見団体を育成していくというビジョンを持った条例であることです。  以上のとおり、議案第52号について賛成します。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。5番・三宅佳典議員。 ◆5番議員(三宅佳典)  それでは、議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」、市民クラブの一員として、また、認知症の家族だった立場で、賛成の討論をいたします。  私は、これまで、認知症になった家族の話を他人事のように聞いていました。  しかし、実際に家族が認知症になったのを目の当たりにし、この状態では一人で暮らすのは難しいなというふうに感じました。  同居している方や、独居でも家族が近くにいる場合はまだいいのですが、家族と遠く離れて暮らす独居、特に、認知症かもしれないという段階が最も危険で、詐欺や勧誘の電話などに対応できないという現実を目の当たりにし、実感しました。  大府市では、平成29年に大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例を制定し、認知症にやさしいまちとして全国に知れ渡りましたが、今回の大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定で、あわせて運用することにより、その効果が十分に発揮され、更に認知症にやさしいまちとなることを期待して、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。15番・国本礼子議員。 ◆15番議員(国本礼子)  賛成です。  議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」、公明党として、賛成の立場で討論をいたします。  急速な少子高齢化が進む社会にあって、認知症高齢者や、親亡き後の支援が必要となる障がいのある人等の増加により、代理で契約行為等を行える親族不在などの理由から、成年後見制度のニーズはますます高まるものと見込まれます。  一方で、現在の成年後見制度の利用は、近年、増加傾向にあるものの、その利用者数は、認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者の数と比較して著しく少ない状況にあります。  この理由として、社会生活上の大きな支障がない限り、制度の必要性があまり感じられないこと、また、後見人による不正を防ぐという観点から、親族よりも法律専門職等が選任されることが多く、中には、意思決定支援、身上保護等の福祉的な視点に乏しい運用があることなどが挙げられます。  そのため、認知症高齢者や親亡き後の障がい者の財産管理や身上保護のためには、適切な後見制度の利用促進を進めることが喫緊の課題となっています。  本条例は、本市の将来環境を的確に捉え、今後は、広域ではなく、市民生活に最も身近な市が責任を持って取り組むという市の責務を明確化するために、国においては努力義務とされる中、愛知県で初めて条例制定がなされるものであります。  本条例を制定することにより、国の成年後見制度の利用の促進に関する法律でもうたわれる「国との連携を図りつつ、自主的かつ主体的に、その地域の特性に応じた施策」を実施することが可能となり、結果として、成年後見制度を利用する方が必要とする福祉サービスの提供を、本市独自に実施することが可能となります。  また、職員の意欲や意識を高揚し、市民に広く周知・理解されるための大きな推進力となるためにも、本市独自で条例の制定を行うことの意義は、幾重にも重要であると考えます。  岡村市長は、常々、「国を待つことなく、市でできることを進めていく」と言われております。今回の条例制定は、まさに、できるか、できないかではなく、必ずやるのだ、市民に責任を持つのだという深い覚悟と心意気を感じるものであり、その点を高く評価するものであります。  本条例は、本市の後見制度の利用を総合的かつ計画的に推進するためのものであり、市民や地域、関係機関と連携したネットワークを構築し、中核機関を自ら設置する市が率先してその役割を担っていく中で、市民の権利と利益を守り、安心して生活できる施策を着実に推進し、共生社会の実現に寄与する大きな一歩となることに期待を寄せ、賛成討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」、賛成の立場から討論いたします。  超高齢社会における認知症高齢者や、親亡き後の支援が必要となる障がいのある方の増加が予想され、成年後見制度のニーズが高まる中、本市が認知症、知的障がいその他の精神上の障がいのある人の誰もが安心して暮らすことのできるまちを目指し、知多という広域ではなく、本市が独自に責任を持って取り組んでいこうとする姿勢を、大いに評価いたします。  若干意見を述べさせていただきます。  知多地域成年後見センターを通して、今まで市民が享受してきた事業内容を本市が担うためには、多くの課題が予想されます。  障がいや認知症に関する専門知識を持った職員の採用や研修、相談窓口の充実、成年後見等実施機関など、市内の各組織、弁護士、司法書士等との連携など、解決に向けて積極的に取り組んでいただきたいと考えます。  また、市民向けに、成年後見制度の広報啓発、研修、講演会や情報発信を積極的に行い、周知を図っていただきたいと考えます。  成年後見制度の利用が促進され、大府市が、誰もが安心して暮らせるまちになることを期待して、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第52号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第52号「大府市成年後見制度の利用の促進に関する条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。  日程第3、議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」を議題とします。  本案は総務委員会に付託してありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・森山守・登壇) ◎総務委員長(森山守)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、12月14日、委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会いたしました。  なお、本日御報告します議案のうち、議案第73号以外につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降は省略させていただきます。  議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、所有者等のいない猫に給餌を行うときは、適切な方法で行うとあるが、ふんの始末は誰が行うと考えているか。  答え、地面にそのまま餌を置くのではなく、餌を入れるものを置くことや、トイレを設置するなどして、給餌をする人にふんの始末をしていただくことになると考えている。  問い、市民等に求める内容を「役割」ではなく「責務」と規定した理由は何か。  答え、人と犬及び猫が共生する地域社会の実現のために、責任を持って行動していただきたいと考えているからである。  問い、犬及び猫へのマイクロチップ装着を奨励するために、考えていることはあるか。  答え、マイクロチップ装着に係る補助制度の創設を考えている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員3名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告します。  その内容は、「本条例は、動物愛護の精神と生活環境の維持等を盛り込んだ条例である。市民の中には、地域猫に対する様々な意見がある。条例を制定することにより、地域猫に対する活動へのお互いの理解が一層進むことを期待して、賛成とする」といった趣旨のもの、「この条例により、地域猫が適正に管理され、全ての猫が飼い猫となること、及び、いつか本条例の必要性がなくなることを願い、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「パブリックコメントの意見にあるように、条例が心の豊かさを伴ったものとして機能し、大府市民であることを誇りにできるよう期待し、賛成とする」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)
     ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。8番・藤本宗久議員。 ◆8番議員(藤本宗久)  議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  本条例は、日本人の生活に古くから親しんできた犬と猫について、動物愛護の精神と生活環境の維持・良化をうたった条例であります。  この条例のキーワードは、「共生」です。条例の名前にありますとおり、人と犬、猫が、いかに共生していくのかということは言うまでもなく、犬や猫に対して様々な感情をお持ちの人と人との共生という視点も認識しておくべきテーマであると思います。  本条例において、人と犬や猫との共生という点については、その所有者の責任が明記されました。  もう一つのポイント、つまり、犬や猫に対して様々な感情を持っている人同士の共生という点では、野良犬がほとんど見られなくなった現在においては、猫について、とりわけ様々な議論がある「所有者等のいない猫」の扱いが本条例で明記され、そういった猫のふんの始末につきましても、総務委員会の議案審査の中の質疑において、確認させていただきました。  今後、この条例の制定により、動物愛護と環境の維持・良化を目指す地域猫の活動が、より成果を出せるように注視してまいりたいと思います。  同時に、犬や猫を好きな人と、そうでない人とが、お互いの思いを理解し合う機会となりますことを期待いたしまして、賛成の討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。1番・小山昌子議員。 ◆1番議員(小山昌子)  議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」、市民クラブの一員として、賛成の立場で討論させていただきます。  今回のこの条例は、愛護動物である犬と猫に限定した条例であり、飼い犬や飼い猫以外に、市の責務として、所有者等のいない猫に対して必要な財政上の措置を行い、活動を支援し、地域猫への移行を促進することなどを条例で定めるもので、意見を述べさせていただきます。  委員会でも申し上げましたが、既に、地域によっては、地域猫のトラブルもある中で、定義の中で地域猫を定め、さらに、市民等の責務、市の責務等と本条例で定めます。  条例は、地方自治体の法律であり、制定された条例が広く市民へ周知されることが不可欠で、市民に理解をされなければ、絵に描いた餅となってしまいます。  また、地域猫を管理される地域において、どこで誰がどのように管理をしているかなどの情報の共有がされることで、更なる地域住民の理解へとつながると思います。  それぞれの価値観の違いを一緒にすることは難しいかとは思いますが、最終的には全ての猫が飼い猫となることを願い、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。18番・鷹羽登久子議員。 ◆18番議員(鷹羽登久子)  賛成です。  それでは、議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」、無所属クラブとして、賛成の立場から討論いたします。  本条例は、人と犬と猫の条例であります。  人を原因とした生物多様性の破壊を起こさないため、命あるものへの責任は動物の種を問わないことから、他の動物も、家庭で飼育するもの全てを対象にすべきかどうかとの論点がありました。  大府市民の家庭でも大切に飼育されていることが多く、最も身近な犬と猫を対象とした旨の説明がありました。  現在、家庭で飼育される動物、命あるものの種類は広がりつつあります。  その中でも、犬と猫は、歴史上も長く人の飼育下に置かれ、初期は使役を目的としていても、次第に、愛情を注ぎ、その存在が癒やしになるものとして、人の手によって、より生活を共にしやすいように交配を重ね、現在の家庭で飼育されている犬や猫は、ほとんど原種をとどめてはおらず、人との歴史の中でつくり上げられたものです。  そうした成り立ちからも、また、動物行政がどこまで基礎自治体の責任範囲なのかということを踏まえても、犬と猫に対して人が責任を持っていくという考え方を理解いたしました。  委員会の質疑応答では、適正な飼育とはどういうことか、また、地域猫を位置付けていることについても議論になりました。  終生その命を全うするまで遺棄することなく、責任を持って家庭で飼育することは言うまでもないことに加え、動物は、その種ごとに適正な飼育・管理方法が異なります。  例えば、猫については、屋内飼育は、必ずしも、排せつ物や交通事故といった、人にとっての屋外でのトラブルを防止するために猫に強いるものではなく、そもそも縄張りを持つ生き物であり、縄張りを室内だけと理解すれば、個体にとってストレスになるものではありません。  犬についても、犬は飼い主のリーダーシップによって安心を得るからこそのしつけや、犬種によって適切な運動量や気温が異なるなど、動物福祉と人の生活環境の維持は両立するものであり、こうしたことが普及するまでには、まだ時間が掛かります。  そのためにも、所有者等の責務を定めていくことは必須であります。  本条例に示されている第3条から第5条については、管理責任と迷惑防止が示されておりますが、犬や猫が迷惑を掛ける動物であるということでなく、飼っていない人にも幅広く理解されるためには、まず当然のこととして、迷惑を掛けないことが求められるものと理解いたします。だからこそ、罰則を伴ってでもしっかりやっていくべきことでもあります。  地域猫についても議論がございました。  そもそも、地域猫は、人が家庭で適正に飼育することが徹底されていくに従って、今いる一代限りの命が全うされれば減っていくものであり、そうでないなら、適正飼育がまだ十分及んでいないということに当たります。  その点についても議論があり、また、地域猫が条例内に位置付けられたことも了解できるものでありました。  本条例により、第8条、市も市民も理解し、協力して進めていくことが必須となります。飼っている人も、そうでない人も、幅広く周知し、責務については徹底していくことが重要となります。  本条例の制定により、人と犬と猫それぞれが尊重され、命あるものを尊ぶ大府市を、市民が誇りに思い、心豊かに暮らせるまちとなっていく未来に期待し、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第53号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第53号「大府市人と犬及び猫との共生に関する条例の制定について」は、原案のとおり可決されました。  お諮りします。ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。なお、再開は、午前10時15分とします。                 休憩 午前10時00分                 再開 午前10時15分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第4、議案第54号「大府市使用料条例の一部改正について」から、日程第8、議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・森山守・登壇) ◎総務委員長(森山守)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第54号「大府市使用料条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、公民館等の開館時間の変更に対して、事前予約をして利用している団体や市民への影響をどのように考えているか。  答え、21時から22時までの利用については、延長の区分を設ける。事前の周知を行うことで、影響はないと考えている。  問い、今後、施設の利用時間を21時までとしていく考えか。  答え、今後の利用状況等を踏まえて考えていく。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設産業委員長の報告を求めます。建設産業委員長。              (建設産業委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎建設産業委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、建設産業委員会における審査の経過と結果について御報告します。  当委員会は、12月10日、委員会室1において委員6人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  なお、本日報告します議案につきましては、開催日及び委員の出席状況は全て同様でありますので、以降の報告では省略させていただきます。  始めに、議案第55号「大府市手数料条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、一部改正条例の施行期日を令和4年2月20日とした理由は何か。  答え、改正の根拠となる法律の施行期日を定める政令に合わせて設定した。  次に、議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、下水道使用料を改定する理由は何か。  答え、下水道事業は、公営企業として独立採算の原則が適用されており、使用者は、受益等に応じ、適正に使用料等を負担する必要がある。今後も下水道サービスを維持していくために、望ましい下水道使用料体系を検討し、改定することとした。  問い、今回の改定により、一般家庭における下水道使用料は、どれくらい増額すると想定しているか。  答え、3人の世帯で、下水道の排出量を2か月で約50立方メートルと想定した場合、現状の4,180円に比べ、令和4年10月1日の改定では、380円の増額で4,560円、令和7年4月1日の改定では、930円の増額で5,110円になる。  問い、下水道使用料の改定の時期や改定率は、どのように決定していったのか。
     答え、令和2年度の大府市公共下水道事業経営検討委員会の報告を踏まえ、令和3年度には、総務省と地方公共団体金融機構の共同事業である経営・財務マネジメント強化事業により派遣されたアドバイザーを含めて会議を行った。その中で検討された改定の時期や改定率等を勘案し、市が決定した。  問い、今回の改定は、市民への負担増だけでなく、他市町の下水道事業の経営改善等を参考に、本市の経営の合理化等の検討を尽くした上で行われたものか。  答え、アドバイザーから、下水道使用料以外の収入に対する取組や、経費節減に対するアイデアをもらいながら検討した結果である。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名から、賛成討論が委員1名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告します。  まず、反対討論としては、「下水道の排出量が少ない世帯への負担が増えるにもかかわらず、負担軽減のための支援策がないことや、コロナ禍の中、急いで使用料を引き上げる時期ではないと考えるため、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、賛成討論としては、「受益者負担の観点から、使用料の改定は必要だと思うが、それだけに頼るのではなく、市民や企業の理解を得るためのPR活動を積極的に行い、事業費の支出抑制や収入の増加を図るなど、これまで以上の経営努力をしていただきたい」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  始めに、議案第56号「大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第57号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、出産に伴う産科医療補償制度の掛金が見直されたことで、出産に係る自己負担は減るのか。  答え、出産費用が4,000円下がることになるため、その分、負担は減ることになる。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第54号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第54号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第54号「大府市使用料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第55号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第55号「大府市手数料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第56号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第56号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第56号「大府市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第57号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第57号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第57号「大府市国民健康保険条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第58号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」、反対の立場から討論いたします。  今回の議案は、来年度10月から下水道料金を約10パーセント、2025年4月に約10パーセントと、2段階で20パーセント引き上げる議案であります。  2019年、下水道事業は、特別会計から、地方公営企業法の財務規定等を適用し、企業会計化されました。そして、この年、10年間の事業経営の方向性を示すために作成された大府市公共下水道事業経営戦略の中で、必要不可欠かつ基幹的なインフラ(社会資本)と位置付けています。  また、「下水道は住民生活に密着したサービス、かつ、生活に欠かせない財産であり、市民の生命・財産を守るという重要な役割を担っています」とも書かれており、下水道事業は、利潤を生み出す事業ではなく、採算がとりにくくても、やらなければならない事業だと言えます。  これまで、一般会計からの繰入れによって、下水道事業を支え、料金の値上げを抑えてきたこと。また、下水道経営において、収益的収支比率や経費回収率を順調に上昇させ、企業債残高を減少させていることなど、その経営努力は評価いたします。  しかし、今回の下水道料金の値上げは容認できません。  その理由を3点述べさせていただきます。  1点目は、値上げの時期は今なのかということです。  先日、灯油を買いに行った夫が、灯油の価格が1リットル当たり100円で、1年前の約1.5倍になっていたと、驚いて帰ってきました。  今年度初めから、原油価格の上昇が始まり、その影響で、電気料金を始め、ガス料金、食料品、身の回りの様々な商品の値上がりが続いています。景気予測では、来年度も価格の上昇は続くとされています。  また、新型コロナウイルス感染症により打撃を受けている中小企業や、年金生活者、職を失った方々にとって、この時期の値上げはとても厳しいものと考えます。  2点目は、少量使用世帯の値上げ幅が高いということです。  今までは、基本料金は700円でしたが、1段階目の値上げで750円になります。10立方メートルまでが基本使用料に入っていましたが、今回の改定では、1立方メートルでも、2立方メートルでも、使ったら使用料が1立方メートル増すごとに5円が加算されていきます。  また、2段階目の値上げで、基本料金は800円になります。そして、使用量が1立方メートル増すごとに10円が加算されていきます。  例えば、9立方メートル使っていた人は、1段階目で、700円から795円となり13.5パーセント、2段階目で、890円となり27パーセントの上昇率と、高くなります。  一人暮らしの年金生活高齢者などの方々には大きな負担になると考えられます。  3点目、新型コロナウイルス感染症で打撃を受けた事業者や市民への負担軽減支援策がないことです。  昨年、新型コロナウイルス感染拡大に伴う支援策として、水道料金の基本料金の免除が行われました。いまだ新型コロナウイルス感染症による市民生活や経済活動への影響はとどまりません。低額所得者に対しての助成制度など、支援策を設ける必要があると考えます。  今回の値上げは、大府市公共下水道事業経営戦略の計画に沿った提案ではありますが、新型コロナウイルス感染症拡大前の計画であること、また、下水道事業に充当できる昨年度の都市計画税収入は約13億円あることから、改定の時期や値上げ幅については、慎重な検討が必要であったと考えます。  今回の下水道料金の値上げは、市民、特に低額所得者層や、新型コロナウイルス感染症で打撃を受けている事業者などに負担が多くのしかかりますので、この議案に反対いたします。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。9番・太田和利議員。 ◆9番議員(太田和利)  議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  大府市の下水道事業については、令和2年度から公営企業会計化され、経営状況の把握ができるようになりました。そして、令和2年度の大府市下水道事業会計決算書からは、一般会計からの繰入金によって収支が保たれており、大府市の下水道事業会計が赤字の状況であることが読み取れます。  また、大府市の下水道使用料は、平成元年度の供用開始以降、一度も改定しておらず、結果として多額の税金が投入され続けられていた事実があり、これは、下水道を使用していない市民の方々にも御負担をいただいているということになりますので、受益者負担の観点からも、改善の必要性があることは理解しております。  しかし、下水道使用料の改定だけで経営状況の改善を図るのではなく、大府市公共下水道事業としても、これまで以上の経営努力をしていただきたく思います。  例えば、下水道施設の長寿命化や、経済的かつ計画的な維持管理によって、将来的な維持管理費等の支出を減らすなど、コスト縮減への取組をしていただくほか、国庫補助メニューの活用や、普及推進活動による下水道接続率向上への更なる努力など、収入を増やす工夫にも是非とも取り組んでいただきたいと思います。  また、他市町の先進事例として、マンホールの蓋に有料広告を貼り付けるとか、更新して不用になったマンホール蓋を売却するなど、様々な取組によって事業収入を増やそうとしている自治体もあります。  このような事例を取り入れ、市民への負担を減らす努力をしていくべきと考えます。  今後、下水道使用料の改定だけに頼るのではなく、市民や企業への理解を得るための下水道PR活動を積極的にしていただき、事業支出の抑制と収入の増加により、大府市下水道事業会計の経営状況の改善が図られ、市民の暮らしを守りながら、持続可能な下水道経営が行われることを期待いたしまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)
     反対です。  それでは、議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」、反対の討論をさせていただきます。  持続可能な下水道事業の経営が計画どおりに進んでいるかを議論します、大府市公共下水道事業経営検討委員会において、令和2年度に、下水道使用料の引上げについての提案がされました。  その意見を参考に、令和3年度は、総務省と地方公共団体金融機構の共同事業で行われました、経営・財務マネジメント強化事業のアドバイザー派遣会議から専門の方を派遣してもらい、3回の会議を経て、大府市として、令和4年10月に10パーセント、令和7年4月に10パーセント、合わせて20パーセント、総額で約1億6,000万円を2年半で値上げをしていくことを大府市が決めました。  大府市は、下水道料金につながります水道料金を、平成23年度に約20パーセントの値上げを決めてきたところです。  今回の下水道料金20パーセントの値上げは、3人家族の想定で、下水道の使用を2か月で約50立方メートル使用した場合、現状が税込みで4,180円、令和7年には5,110円と930円の増加で、年間5,580円の値上げとなるため、反対するものです。  1点目の反対の理由については、大府市には財政的にもまだ耐え得る体力があり、新型コロナウイルス感染症の打撃を受けた今の時期に急いで値上げをする必要がないという理由からです。  経費回収率については100パーセントが望ましいという中、現在、大府市は64.57パーセントで、類似団体平均84.02パーセントと開きがありますが、汚水整備の完了で、使用料の収入は、平成25年の55.71パーセントから64.57パーセントと伸びています。  また、100パーセントが黒字となる収益的収支比率は、平成25年68.24パーセントから平成29年77パーセントと順調に伸びているところです。  現在、すぐに更新、建て替えなどの大きな支出はありません。借金に当たる企業債残高対事業規模比率は、類似団体を下回り、毎年減少しているなど、これまでの経営努力の成果も出ていますので、急いで値上げしていく必要はないと考えます。  2点目は、誤解を招く報道によって、下水道料金の値上げを行わなければ、国の交付金がなくなるという、誤解を招く発言は訂正するべきです。  国の防災・安全交付金は引き続き交付されます。  もう一つの社会資本整備総合交付金の重点配分について、2020年3月の国の通達は、5年に一度の頻度で下水道使用料の改定に関する検証を行うことを要件に、令和7年度以降の重点配分についての交付とするとなっており、国は、配分の結果、希望の交付額に満たないこともあるが、ゼロになることはないと言っています。  配分が懸念される社会資本整備総合交付金についても、年間数百万円から6,000万円の交付金が必要と大府市はしており、都市計画税の繰入れの検討、また、令和7年からという要件の時期から見ても、令和4年度に急いで値上げする必要はありません。  3点目、大府市の公共下水道事業経営戦略に照らしても、引上げの時期が適正なのかという点です。  大府市の計画では、令和3年度に値上げの予定ではありましたが、コロナの影響で、公共下水道事業経営検討委員会が開かれず、議論することができなかったことを理由に、令和4年に延期をしました。  公共下水道事業経営検討委員会では、使用料の引上げはやむを得ないが、時期や引上げ率については慎重に取り組む必要があるとの意見が複数出されていました。  せめて、コロナの感染者が落ち着くまで凍結することが妥当です。  また、大府市も、値上げの時期について、経済状況を見て決めるという理由も、経済状況がよいとは言えない今、矛盾しております。  4点目は、値上げするその中で、さらに減免や免除の制度がないということです。  新型コロナウイルス感染症の影響を受け、収入が減った世帯もあるでしょう。ガソリン代や食料品の価格も上がり、下がり続ける年金で日々切り詰めている世帯にとっても深刻です。  飲食店などもお客さんが戻り始め、これから少しでも売上げをばん回したい時期ではないでしょうか。その時期に、下水道料金の20パーセントの引上げは、頑張ろうとする市民や事業者が、これから運営をしていく死活問題になると考えます。  福祉施設も大きな負担です。入浴サービスを行っているデイサービスの事業所なども、衛生面から1人ずつお風呂の湯を替えています。保育施設も、トイレの水を流す回数も多いことでしょう。  少量世帯や支払が困難な市民や事業者や福祉施設への負担を軽減する、明石市などの減免や免除制度などの創設で市民の生活を守るべきですが、今回、その対策もされていません。  以上の理由で反対といたします。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。2番・大西勝彦議員。 ◆2番議員(大西勝彦)  賛成であります。  下水道そのものというのは、歴史的に言うと、世界的なものを見ると、古代ローマ帝国から下水道があると。人間が生きる上で大切なインフラであることは間違いないと思います。  ただ、ごみの処理と違うのは、ごみの処理は、全市民が必ず必要なものでありまして、要は税金の使い方の問題だと思うんですけれども、ごみの処理については、税金を投入していく、一般会計から。下水道については、残念ながら、古代ローマ帝国とは違って、全ての市民の方が下水道を利用しているわけではないと。ここが一番の問題であります。  そのために、企業会計に移して、受益者負担という観点も取り入れながら、ただし、税金もある一定程度投入しながら、そこの案配をどうしていくかというのが、非常に難しい問題だと思っています。  それは市民は値上げされれば嫌ですよ。嫌なんですけれども、やはり持続可能な行政運営をしていく、税金の使い方をどういうふうにしていくのかと、税の基本的な在り方をどうしていくのかということを考えたときには、こういった受益者負担の考え方と、一般会計からの税の投入というものを、どうバランスをしていくのかということを長期的に見ていかなければいけないというふうに考えております。  その点、今回の議案につきましては、そういった観点から提案されたものというふうに我々は取っておりまして、さらに、一気に上げるのでなくて、2段階で上げるという激変緩和の措置もとってありますし、さらに、その結果、愛知県でトップになるわけでもありませんし、中位よりちょっと上ぐらいの形になってまいりますので、そのレベルについても、納得できる範囲だということを申し添えまして、賛成といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、これで討論を終わります。  これより議案第58号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第58号「大府市下水道条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。  日程第9、議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」及び日程第10、議案第60号「令和3年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」を、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、建設産業委員長の報告を求めます。建設産業委員長。              (建設産業委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎建設産業委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、建設産業委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、ふるさと納税の寄附額が増えている要因は何か。  答え、寝具、おせち料理、牛肉、バイオリン等の返礼品が好調なため、寄附額の増加につながっている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名からありました。  その内容は、「ほかの委員会に付託された部分に賛同できない内容があるため、反対する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  始めに、議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」は、審査の結果、賛成多数で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、国の児童手当制度の改正に伴い、所得上限額が設定されるが、どのような世帯に適用されるのか。  答え、所得上限額の目安としては、子ども2人と配偶者の3人を扶養している世帯で、1,200万円程度の年収がある場合となる。この改正により、300世帯から400世帯に影響すると見込んでいる。  問い、健康管理システムの改修によって、どのような健診(検診)内容がマイナポータルで閲覧できるようになるのか。  答え、基本情報として、受診した年齢や医療機関などを見ることができる。健診(検診)内容のうち、法定の共通項目は閲覧可能であるが、任意項目については、市町村によって異なる。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、反対討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「児童手当がもらえない子どもを生み出すことや、医療や健康に関する情報がマイナンバーとひも付けされることになるシステム改修の予算が含まれているため、反対する」といった趣旨のものでした。  次に、議案第60号「令和3年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・森山守・登壇) ◎総務委員長(森山守)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告します。  議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、特に報告するような質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第59号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  反対です。  それでは、議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」について、反対の討論をさせていただきます。  2点あります。  1点目が、歳出4款・衛生費の成人健康診査事業、健康管理システム改修委託料841万5,000円についてであります。
     マイナンバー制度等の既存のインフラを最大限に活用しながら、データヘルス改革をデジタル化で社会保障を構築していくというデータヘルスの集中改革プランに基づくものです。  マイナンバーカードを取得した市民が、健康診断の結果を、マイナポータルを使って、自分の健康診断結果のデータをスマートフォンやパソコンで見ることができるようにするというシステム改修であります。  現在、大府市は、マイナンバーカードを取得した市民が42.16パーセントいます。  この中で、特定健診を受けた市民が、検査結果が郵送される上に、マイナポータルを利用して、どれだけの人が自分の情報を見に行くのか。それだけを考えても、841万5,000円の税金を使ってまでの必要性を感じないという点と、政府が管理運営しているウェブサイト、マイナポータルを入り口にして、行政だけでなく、民間サービスも含めた個人情報の連携を進めようとしているマイナンバー制度そのものに賛同できません。  もう1点は、歳出3款の民生費、児童手当システム改修委託料214万5,000円であります。  児童手当の対象に当たらない世帯への5,000円という特例給付を、令和4年10月から支給しないためのシステム改修が含まれているからであります。  今回、特例給付の5,000円がなくなる世帯は、子育て世代の300から400世帯で、子どもは約600人が対象から外れる予定です。  さらに、国が示しました、子育て世帯への臨時特別給付金の10万円の給付金についても、所得制限から、外れる世帯であります。  600人の支給に、1回300万円掛かります。約214万円掛けてシステム改修を行うのであれば、コロナ対策として継続することも可能ではないでしょうか。  次に、所得制限の考え方が整備されておらず、制度が公平に支給されているかという点も疑問が残ります。  例えば、養育者の1人が年収1,200万円以上で、もう1人がゼロの場合は、児童手当の給付の対象となりません。  しかし、共働きで、それぞれの年収が1,100万円ずつある、総収入2,200万円の世帯は対象になるのです。  児童の養育に伴う家計負担の軽減を目的に支給されている手当ですので、その矛盾が解決されるまでは、大府市独自で保障するべきではないでしょうか。保障されないのであれば、ほかの子育て支援を行う必要があると考えます。  児童手当も、医療費無料化も、中学校卒業までという年齢制限があります。子どもの医療費無料化の年齢拡大など、高校生、大学生など、学生の間の負担も見据えて、支援が必要な世帯が増えているのではないでしょうか。  最後に、至学館大学との連携で行っていますPCR検査の150名分の拡大予算は、福祉現場等で働く職員や利用者や家族の不安を減らす事業の一つであります。可能な限り市民にも対象となるよう、臨機応変に対応していただくことを意見とし、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  反対の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」に対して、反対の討論をさせていただきます。  今回の補正予算には、新型コロナウイルス感染症のり患者が発生した、市内の高齢者・障がい者施設、幼児教育・保育施設の職員などのうち、保健所の行政検査に該当しない方を対象としたPCR検査体制を確保するため、PCR検査事業費の増額や、福祉総合相談窓口充実のための事業費など、推進する事業があることは承知しています。  しかし、次の2点について、反対の理由を述べさせていただきます。  1点目は、歳出に、児童手当システム改修委託料214万5,000円が含まれているからです。  今年の5月、一部の高所得者世帯の児童手当を廃止する改正児童手当関連法が参議院で可決されました。  それにより、来年度10月から、年収1,200万円以上の子育て世帯について、これまで特例給付としていた、児童1人当たり毎月5,000円受け取っていたものが、0円になります。  今回の改定により、今までは、金額は違えども、全ての児童に給付されていた児童手当が廃止されるということになります。  今回のシステム改修は、児童手当をもらえない児童を生み出すことになります。  児童手当法によれば、児童手当の目的は、次代の社会を担う児童の健全な育成及び資質の向上に資すると書かれています。健全な子どもの育ちを社会全体で支えるため、児童手当は、全ての子どもに対して給付されるべきと考えます。  なお、今回の法改正で、本市では、300から400世帯、約600人の子どもが対象から外れることになります。システム改修費用で429人分の児童手当が捻出されることを考えると、何とか、何らかの救済措置がとれないか検討していただけないかと考えます。  2点目は、健康管理システム改修委託料841万5,000円が含まれるからです。  昨年度7月、厚生労働省は、新たな日常にも対応したデータヘルスの集中改革プランを発表しました。  2年間の工程で、オンライン資格確認等システムやマイナンバー制度等の既存インフラを最大限活用して、来年度中には、データヘルス改革を進めていく。新たな日常にも対応するデジタル化を通じた強じんな社会保障を構築するシステムの運用を目指すとしております。  具体的には、三つのアクションを行うこととなっています。  今回、三つ目の「自身の保健医療情報を活用できる仕組みの拡大」として、自身のがん検診、肝炎ウイルス検診、歯周疾患検診情報を、医療機関から自治体の健康基幹システムに取り込み、中間サーバーを通じて、マイナポータルを用いて閲覧できるようにするためのシステム改修の委託料です。  それとともに、国は、中間サーバーに副本登録された医療等情報を、ビッグデータとして各種研究機関や民間に提供することが計画されています。  医療情報は、個人にとって最重要プライバシーの一つです。マイナンバーに医療情報をひも付けし、個人情報の範囲を広くすればするほど、プライバシー侵害の危険性が高くなります。  したがって、この事業を含む一般会計補正予算に反対いたします。 ○議長(早川高光)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第59号を採決します。本案に対する各委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手多数)  挙手多数です。よって、議案第59号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第10号)」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第60号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第60号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第60号「令和3年度大府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」は、原案のとおり可決されました。  日程第11、議案第61号「市の境界変更について」から、日程第19、議案第69号「市道の路線変更について」までを、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  本案は各常任委員会に付託してありましたので、各常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・森山守・登壇) ◎総務委員長(森山守)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について報告します。  始めに、議案第61号「市の境界変更について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第62号「市の境界変更に伴う財産処分の協議について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  次に、議案第63号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市勤労文化会館です。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、宿泊施設やトレーニングルームは、これまでどおりの運営となるのか。  答え、運営方法は、状況に合わせて、指定管理者とともに考えていく予定である。  問い、施設の目的達成やコロナ禍による影響等を踏まえて、業務仕様書等の見直しを行ったか。  答え、新型コロナウイルス等の感染防止措置の実施や、事業が変更となった場合の対応や責任分担について、業務仕様書に追加するなどの変更を行った。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  始めに、議案第64号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市デイサービスセンター長草デイサービスセンターです。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、指定管理の期間をどのように決めているか。  答え、管理の期間は、今後の施設の在り方や事業内容などを勘案して決めている。デイサービスセンターの指定管理については、市が運営主体となって通所サービスを確保する意義が薄れてきていることから、今後の事業の在り方を検討する必要があるため、3年とした。  問い、指定管理者が変更されても、利用者は安心して引き続き利用することができるのか。  答え、指定管理の候補者には、利用者を第一に考えることが重要である旨を確認しており、引き続き利用できるという説明を受けている。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員1名からありましたので、その内容を簡潔に御報告いたします。  その内容は、「新規事業者となるネットワーク大府には、今までのノウハウを生かして事業に取り組んでいただき、通所介護事業の更なる充実を期待し、賛成する」といった趣旨のものでした。  次に、議案第65号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市立東山児童老人福祉センターです。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、2者に対する選定審査において、点数が上回った項目が少なかった、特定非営利活動法人みらいっこが候補者とされた理由は何か。  答え、審査基準に基づく総合評価により審査することとなっており、上回った項目数ではなく、合計点数で判断をした。また、指定管理者制度を導入するメリットである、民間事業者の創意工夫等による効果を積極的に評価したいため、サービス向上の項目の配点を高くしている。
     次に、議案第66号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市石ヶ瀬会館です。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、石ヶ瀬会館の設置目的の一つに、「高齢者の生きがい活動」が定められているが、事業計画書の中に記載されていない理由は何か。  答え、石ヶ瀬会館は、シルバー人材センターが利用しているため、それが設置目的の一つとなっている。事業計画書に記載がないのは、募集の際に提示した業務仕様書に、その項目がなかったためだと考えられるが、選定時に示された講座計画の中に、セカンドライフ講座等が盛り込まれており、設置目的につながる取組も含まれている。  次に、議案第67号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市民体育館大府体育センター、大府市運動広場です。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、全国的にスポーツジムの需要が高まる中、応募者が1団体しかなかった理由をどう分析したか。  答え、募集に際して行った事前説明会には、ほかに民間事業者2者の参加があったが、メディアス体育館の利用率が高く、自分たちで収益事業等を行うことが難しいこともあり、応募されなかったのではないかと考えている。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、建設産業委員長の報告を求めます。建設産業委員長。              (建設産業委員長・鷹羽琴美・登壇) ◎建設産業委員長(鷹羽琴美)  議長の御指名がありましたので、建設産業委員会における審査の経過と結果について御報告します。  始めに、議案第68号「指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  なお、本議案の対象施設は、大府市自然体験学習施設「二ツ池セレトナ」、二ツ池公園グラウンドです。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、施設の指定管理期間を3年間にした理由は何か。  答え、近年、パークPFIや指定管理によって、いろいろな形で公園の管理・運営が行われており、事例を検証し、今後の展開について調査研究したいと考えているため、今回は3年間とした。  問い、指定管理者の募集に当たり、よりよい提案をしてもらうために、どのような工夫をしたか。  答え、第6次総合計画や緑の基本計画の改訂に合わせて目標等を変更した。また、二ツ池公園全体を活用した提案がされるような募集要項とした。  次に、議案第69号「市道の路線変更について」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告します。  問い、民間の開発行為により、道路を延長したため、既存のターンバック用地が必要なくなったが、その土地の管理はどうなるのか。  答え、当該用地は売却したため、その所有者が管理することになる。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの建設産業委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。  まず、議案第61号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第61号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第61号「市の境界変更について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第62号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第62号「市の境界変更に伴う財産処分の協議について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第63号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第63号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第64号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  議案第64号「指定管理者の指定について」、大府市デイサービスセンター長草デイサービスセンターについて、賛成の立場で討論をさせていただきます。  指定管理者が替わるということで、今まで事業を行っていただいた大府市社会福祉協議会、デイサービスセンターの現場で働く職員の皆さんには敬意を表したいと思います。  また、新規事業者となるNPO法人ネットワーク大府には、今まで培ってきたノウハウを生かしたデイサービス事業に取り組んでいただきたいと思います。  若干意見を述べさせていただきます。  事業主体が替わることで不安にならないよう、今まで利用してみえた利用者、利用者家族や、事業を支えてくださっていた職員の雇用への丁寧な説明をしていただきたいと思います。  また、サービスの面では、社会福祉協議会とネットワーク大府との違い、特に利用料金の差については、当面、利用者、利用者家族の負担を考え、今までどおりとし、段階的な改定をするなど、サービスが低下するようなことのないよう配慮していただきたいと思います。  最後に、大府市デイサービスセンター長草デイサービスセンターでの通所介護事業の更なる充実を期待して、賛成とします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。賛成ですか、反対ですか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  賛成です。  それでは、議案第64号「指定管理者の指定について」、大府市デイサービスセンター長草デイサービスセンターについて、賛成の討論をさせていただきます。  介護保険制度のスタート時には、大府市職員が介護保険事業の土台をつくり、その後、長年にわたり、指定管理者として、社会福祉協議会が担ってきました。  大府と長草のデイサービス事業ですが、今回、令和4年4月から令和7年度までの3年間を、特定非営利活動法人ネットワーク大府が指定管理者として担うという議案です。  利用者家族や職員への説明について、大府市、社会福祉協議会、ネットワーク大府の3者で行う。社会福祉協議会のデイサービス事業を閉じる作業や、新たに指定管理をスタートする準備など、移行に伴う事務作業についても、大府市、社会福祉協議会、ネットワーク大府の3者で行うことを、大府市が責任を持って行うことを確認しましたので、賛成といたします。  次に、意見を申し上げます。  利用者が不安なく継続して利用できる移行としていただきたい。  指定管理者が替わったことで、これまで利用していた市民が利用できなくなる、又は、利用料等の変更で、利用日数を減らさなければならない利用者が出ないか心配しています。  介護保険は、保険料に加えて、利用するときの利用料も必要です。利用者が収入によって利用を制限している方もみえるからです。  回数の減少は、デイサービスでお風呂に週2回入っていたけれど、1回になる。そのことによって、利用者の生活環境が後退することになります。  さらに、利用者の家族も、デイサービスの利用に合わせて仕事や子育てを行っている世帯もあり、デイサービスに出掛けている間に、家族のベッド周りの掃除や布団干し、シーツの洗濯、子どもたちの学校の準備など、家事を行うことができる大事な時間に、大きな影響を及ぼします。  利用者が不安なく継続して利用できるためには、職員体制の確保が必要です。職員同士の信頼関係、利用者と職員との信頼関係も引き継げるのが理想です。  職員の中で、現在、混乱が生じていることは事実です。今後、指定管理者が 替わる際の課題も見えてきたのではないでしょうか。  また、これから利用者やその家族への説明でも、不安などを持たれる市民もおられると思います。  利用者の思いを一番に、職員の思いも大事にしていただきたいと意見を申し上げ、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第64号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。
     お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第64号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第65号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第65号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第66号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第66号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第67号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第67号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第67号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第68号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第68号「指定管理者の指定について」は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号について討論を行います。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第69号を採決します。本案に対する委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第69号「市道の路線変更について」は、原案のとおり可決されました。  日程第20、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」を議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(岡村秀人)  議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」につきまして、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、地方自治法第218条第1項の規定に基づきまして補正予算を調製し、議会に提出するものでございます。  歳入歳出補正予算額は、18億3,710万8,000円の増額で、補正後の予算総額は、385億3,077万1,000円となるものでございます。  歳出予算の内容といたしましては、国の新たな経済対策に基づき、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、子育て世帯への臨時特別給付(追加給付金)等を新たに計上するとともに、社会保障・税番号制度推進事業に係る手数料、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業に係る手数料、子育て世帯等臨時特別支援事業に係る手数料、一時預かり事業に係る修繕料、子育て支援センター事業に係る修繕料、母子保健指導事業に係る修繕料、放課後児童健全育成事業に係る修繕料、放課後児童健全育成事業補助金等を増額するものでございます。  歳入予算の内容といたしましては、マイナポイント事業費補助金及び、社会福祉費補助金として子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金を新たに計上するとともに、子ども・子育て支援交付金、子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金、地域子ども・子育て支援事業費補助金及び新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金をそれぞれ増額するものでございます。  詳細につきましては、補正予算の概要を参考にしていただきたいと存じます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、幾つか質問をさせていただきます。  まずは、2款1項1目11節の役務費、手数料の増額についてであります。  同じ中身で、3款1項1目11節の役務費、手数料の増額がありますので、ここで一緒に質問をさせていただきます。  まず、2款のほうですけれども、今回、マイナンバーカードの申請とか、マイナポイントの申請が、今、市民課の窓口で行われているのを、別に4ブースに拡大して行うための準備のものなんですが、2人の委託で申請の手伝いをするということですが、この外部の2人に関しましては、直接、市民の方の個人情報に触れざるを得ないというふうに思うんですけれども、その点について、プライバシーをどう守っていくのか。公務員と同じ責任がかぶさるんですけれども、そこの責任をどう担保していく考えなのか、お伺いいたします。  それで、2人以外に職員も付かれるかと思うんですけれども、その職員は何人が担当するのか、お伺いいたします。  あと、3款のほうの役務費ですけれども、こちらも人材派遣ですが、ここも個人情報に触れる作業になってこないかなというふうに心配しております。どういった体制で、どういった作業を行う予定なのか、お伺いいたします。  次に、3款1項1目3節の職員手当等の時間外勤務手当についてですけれども、これは、この業務を行う際に、プロジェクトチームをつくって行うわけですけれども、もちろん、通常の業務をやりながら、プロジェクトチームを組んでいくということで、そこの課は、ちょっと仕事が増えるかなというふうに思うんですが、プロジェクトチームを兼ねている職員は何人いるのか。それで、もしみえるのであれば、何と何のプロジェクトを兼ねるのかということと、一般業務も行いながら、このプロジェクトチームを、複数ある人は、職員としてやっていくんですけれども、その一般業務についての配慮はどのようにされるのか、お伺いいたします。  あと、今朝の新聞にも載っていましたけれども、3款2項2目・児童手当費の18節ですが、7億8,200万円の子育て世帯への臨時特別給付の追加給付金、大府市、県内最速の子育て支援給付金についてですけれども、ちょっと議会軽視とならないかという点でお伺いいたしますが、議案は昨日、朝いただいたわけですけれども、それで、今日、今上程されたというところで、議会の議決前に、市民の方には給付のお知らせが、はがきが届いているというふうに思うんですね。  令和3年度子育て世帯への臨時特別給付金の追加給付についてで、1回目は、中学生以下のところはもう13日付けで給付しましたよと。それで、追加の分についても記載がされているわけですけれども、補正予算の執行の手続上、可能な方法なのかをまずお伺いいたします。  それで、給付についてのお知らせですけれども、16日、昨日ですね、木曜日に着いた家庭もみえるかなと考えますと、遅くても15日には投かんしているわけですけれども、これは、可決される前提の送付なのか。どういった手順になっているのか、ちょっと納得いく説明をお願いしたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(早川高光)  お答え願います。行政管理課長。 ◎行政管理課長(近藤豊)  私からお答えさせていただきますのは、マイナンバーカードのマイナポイントの入力の支援の関係でございますが、まず、市民課の窓口で行っていますのは、マイナンバーカードの申請の事務を行っているのであって、今回の補正予算で上げていますのは、マイナンバーカードを受け取った後、マイナポイントの受け取りのためのお手伝いをさせていただいている、今、私どものほうで、総合案内の横のところで、1台のパソコンで行っているもの、これを拡張するというものでございます。  それで、議員がおっしゃられたように、人材派遣のほうに手配をしまして、2名のスタッフで対応していくということでございますが、あくまでも入力していただくのは、お客様というか、市民の方、本人がやっていただくと。  それに対して、ここにこういう数字を入れるんですよとか、そういったことで、お手伝いをさせていただくという内容になっておりますので、個人番号をそのスタッフが入力するとかということもありませんし、パスワードも御本人に入れていただくということになりますので、個人情報は担保できると思っております。  また、契約の中にも、当然、個人情報の保護、こういった条項も入れさせていただきますので、そこは担保できていると考えております。  それから、人材派遣のスタッフ以外に、市の職員が関わることも当然ございます。今も、総合案内のところで、当番で行っておるんですけれども、市民課、それから行政管理課、商工労政課で順番に担当をしております。これを続けていくということで考えております。  以上でございます。 ○議長(早川高光)  地域福祉課長。 ◎地域福祉課長(長坂規代)  3款の11節・役務費の手数料の件でございますが、今回、人材派遣のほうの活用を検討しているわけですが、人材派遣の活用につきましては、申請書の処理が短期間に集中するということが予想されるため、早期に受付業務の窓口を開設できるようにということで、一つの手段として、今回、想定しているものでございます。  それで、人材派遣のスタッフさんには、軽易な作業のほうをお願いするということで予定をしております。5名の方をお願いしていく予定でおりますが、業務上知り得た秘密については、守っていただくよう、派遣会社との契約の際にも徹底していきたいと思っておりますし、作業に当たられる方に対しても、直接、秘密を守っていただくことについては、お願いをしていくつもりでございます。  それで、作業する中で、職員のほうも数名、一緒に業務のほうを行ってまいりますので、その辺のところは、常に把握をしていきながら進めていきたいと思っております。  あと、3節の時間外勤務手当の増額の部分で、今回、プロジェクトチーム全体で27名の方に御協力をいただく形になっております。  時間外勤務については、27名の方の時間外勤務になってくるわけですが、地域福祉課としましては、このプロジェクトチームに5名が携わっていくわけでございますが、そのうちの4名分がこの時間外勤務手当の中に含まれております。  それで、兼務という形ですので、通常の業務と兼ねて事務に当たっていくわけですが、通常の業務については、残りの職員と連携をとりながら、分担して作業に当たっていく予定をしております。  以上です。 ○議長(早川高光)  もう1点は……。児童手当うんぬんの話がまだ答弁が残っておると思いますが。  子ども未来課長。 ◎子ども未来課長(間瀬恵)  先ほど、議決前にお知らせ通知が送付された等々のことでございますけれども、国のほうでも、国の補正予算の議決前でもそういったことを進めていくことも、QアンドA等も出ておりますので、一刻も早く市民の方々に給付をするというところで、こういったことをさせていただいております。  以上です。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)
     それでは、2点確認をいたします。  派遣、どちらでもそうなんですけれども、人材派遣の扱いについて、例えば、確認ですが、個人情報に触れることはあるけれども、プライバシーを守ってもらう。そこを徹底して、触れることはあり得るというふうな認識でよいか、確認をいたします。  それで、子育て世帯への臨時特別給付金ですけれども、お知らせの中にはなかったんですけれども、この給付金の追加のところには、例えば、国は、所得制限について、どういった方針を出しているのか。それが、ここに含まれているのかどうか、確認をいたします。 ○議長(早川高光)  お答え願います。地域福祉課長。 ◎地域福祉課長(長坂規代)  人材派遣のスタッフの方には、個人情報に触れる機会はあるかと思いますが、守秘義務を徹底して行っていく予定でございます。  以上です。 ○議長(早川高光)  子ども未来課長。 ◎子ども未来課長(間瀬恵)  特例給付の方々に対する給付につきましては、先行給付金と同様の取扱いをしております。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかにありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。本案については、会議規則第36条第1項の規定により、総務委員会及び厚生文教委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第73号は、総務委員会及び厚生文教委員会に付託することに決定しました。  お諮りします。ただいま付託されました議案第73号の審査の委員会を開いていただくため、ここで、しばらく休憩したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、休憩することに決定しました。休憩します。                 休憩 午前11時49分                 再開 午後 2時48分 ○議長(早川高光)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第21、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」を議題とします。  本案は総務委員会及び厚生文教委員会に付託してありましたので、総務委員会及び厚生文教委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長の報告を求めます。  まず、厚生文教委員長の報告を求めます。厚生文教委員長。              (厚生文教委員長・木下久子・登壇) ◎厚生文教委員長(木下久子)  議長の御指名がありましたので、厚生文教委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、ただいま休憩中、全員協議会室において委員6人全員が出席し、山内副市長以下、関係職員の出席を求め開会しました。  議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程における質疑応答のうち、主なものを簡潔に御報告いたします。  問い、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付に当たり、人材派遣を利用する理由は何か。  答え、申請の処理が短期間に集中することから、募集や採用という手続のある会計年度任用職員の雇用ではなく、人材派遣を活用することとした。  問い、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業の対象となる、家計が急変した世帯はどれくらいを見込んでいるか。  答え、国の積算根拠に基づき割り出すと、648世帯となる。  問い、子育て世帯への臨時特別給付の追加給付分を、クーポン券ではなく、現金とした理由は何か。  答え、市民からの声があったということと、クーポン券では事務費が多く掛かり、配布にも時間が掛かることから、現金での給付と判断した。  主な質疑応答は以上ですが、本議案については、賛成討論が委員2名からありましたので、それぞれの内容を簡潔に御報告いたします。  「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた方に少しでも早く臨時特別給付金を支給しようとする姿勢は評価するが、対象外になる子どもへの支援を検討すること、また、本来は予算の議決を待って事業を執行するべきことなどを意見とし、賛成とする」といった趣旨のもの、及び「これまでも大府市は、専決処分ではなく臨時会を開くなど、周辺自治体に比べて、議会を重視していると思う。今後もスピード感を持ちながら、政策効果を考えて職務を執行することを期待して、賛成する」といった趣旨のものでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの厚生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、質疑を終わります。  続いて、総務委員長の報告を求めます。総務委員長。                (総務委員長・森山守・登壇) ◎総務委員長(森山守)  議長の御指名がありましたので、総務委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当委員会は、ただいま休憩中、委員会室1において委員7人全員が出席し、市長以下、関係職員の出席を求め開会いたしました。  議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」は、審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定しました。  審査の過程において、質疑はありませんでした。  以上で報告を終わります。 ○議長(早川高光)  ただいまの総務委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  これより討論に入ります。最初に、委員長報告に反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。8番・藤本宗久議員。 ◆8番議員(藤本宗久)  それでは、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」につきまして、自民クラブを代表して、賛成の立場で討論させていただきます。  本補正予算のポイントは、子育て世帯への臨時特別給付の追加給付金と、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金が計上されたことです。  18歳以下の子育て世帯への臨時特別給付につきましては、昨日、昼食時に庁舎6階で放映されていたテレビを見ますと、「10万円給付、政府二転三転、自治体困惑」というタイトルが画面にございました。  この特別給付につきましては、岡村市長のこれまでどおりの強い意志の下、全国で最も早い、先行分5万円の給付を実現したその翌日に、岸田総理が急きょ、一括10万円の現金給付も可能と方針を転換したのであります。この件では、本市も御多分にもれず、相当に困惑されたであろうことは、心中察するに余りあります。  この政府の方針転換を受け、全国の多くの自治体が、年内に10万円の一括給付を表明する中、本市におきまして、結果的に同内容の給付を同じ月内に再び行うこととなりました。  しかし、私は、これこそまさに結果論だと思うわけです。  そこで、私たち自民クラブは、あえて申し上げます。  この補正予算により、結果的に同じ作業の繰り返しとなってしまいますが、そのことによって、岡村市長のこれまでのコロナ対策の評価は、いささかも揺らぐことはございません。  また、年内全額給付を諦めず、他の自治体に遅れることのない追加給付作業を決断し、かつ、市長の専決処分という手法ではなく、市議会の議決を選択されたことにつきまして、岡村市長に対しましては、改めて深く敬意を表するものであります。  そして、この煩雑な事務作業に懸命に取り組んでいただいている「大府市給付金プロジェクトチーム」を始め市職員の皆様を、私たち自民クラブは、大府市民の一員として、大変誇らしく思うとともに、心より感謝申し上げます。  この給付金は、恐らく県内最速の12月23日に振り込まれると伺っております。職員の皆様の頑張りによって、市内の多くの子どもたちが素敵なクリスマスを迎えられることを期待いたしまして、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。15番・国本礼子議員。 ◆15番議員(国本礼子)  それでは、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」に対し、公明党として、賛成の立場で討論をいたします。  本補正予算における歳出として、国の閣議決定に基づき、生活保護受給者や低所得者の方等、住民税非課税世帯や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により家計が急変した世帯などへ1世帯当たり10万円の給付をする、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金が計上されています。  また、単なる競争心からではなく、市民に寄り添い、できるだけ早く困っている方に届けたいという岡村市長の信念とリーダーシップの下、先行支給されたことに引き続く、子育て世帯への臨時特別給付(追加給付金)が新たに計上されました。  子育て世帯への臨時特別給付については、先行給付に対しても、市内外から、この事業に携わる職員への称賛の声も高く、引き続き、スピード感を持った対応は大いに評価するものであります。  そして、一時預かり事業等、計上されている一連の修繕料は、新型コロナウイルス感染症対策として、抗菌クッションフロアへの改修や、非接触による蛇口等への交換が行われることにより、本市の感染症対策への徹底した姿勢を示しております。  市民の皆様が利用される上で、より安心感を得られるものとなることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。19番・宮下真悟議員。 ◆19番議員(宮下真悟)  議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」に対し、特に、子育て世帯への臨時特別給付の追加給付金について意見を申し述べ、無所属クラブとしての賛成討論といたします。  今定例会で初日議決した子育て世帯への臨時特別給付の先行給付金については、いち早く振り込みを開始できたことで、本市が全国ネットのニュースでも大きく取り上げられ、市民の皆様から多くの驚きと歓迎のお声をいただいています。大府市に住んでいてよかった、市外の方から大府市を褒めてもらって自慢だといった声を我々も頂戴しております。  もちろん、自治体間で早いか遅いかを競うようなものではないということは、当然のものとして念を押した上で、物入りな年末年始、あるいは、来年春の新学期に向け、御家庭によっては、入学・進学への準備も始まろうかという時期であり、子育て世帯に1日でも早くお届けすることはもちろん大事な側面の一つであることから、国より早急に示されるべき全体像の把握に全国の自治体が苦慮する中での柔軟かつ迅速な御対応を、無所属クラブとしましても、大いにたたえたいと思うところであります。  また、配偶者によるDVから逃れるためであったり、虐待から子どもを守るためであったりといった理由から、世帯主と別居して子育てしている、あるいは親族が養育している等の諸事情があり、かつ、児童手当において必要とされる手続をまだ行っていないケースなど、本市の児童福祉行政において、現時点ではまだ把握できていない養育者の方から、先日のニュース等をきっかけに御相談いただける場合も想定され得ることを踏まえれば、現金10万円一括ではなく、5万円ずつ2回に分けての給付となる点について、結果的ではあるが幸いであったと言われる状況をもたらす可能性も十分に考えられる旨、前向きに捉えております。  ただいま申し述べたとおり、世帯主と養育者が異なる旨が届け出られるケースの中には、DV世帯の課題も想定される一方、申請が事後となってしまった場合、給付の手続そのものは不可逆であることから、実際に養育されている方には届かないといったことが今後も起こり得ます。  そのような場合であっても、そういった申請や問合せがあった際には、その後の福祉的アプローチの入り口とすることで、結果的に相談できてよかったと思っていただける状況につなげることが極めて重要である点を最後に申し添え、本補正予算に対する賛成討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。反対ですか、賛成ですか。3番・久永和枝議員
    ◆3番議員(久永和枝)  賛成です。  それでは、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」について、賛成をいたします。  意見を申し上げたいと思います。  一つは、住民税非課税世帯等に関する臨時特別給付金、1世帯10万円を、漏れることなく給付をしていただきたいと思います。  それで、給付のための準備、これを、この段階からですけれども、わかりやすい中身でやっていただきたいということと、丁寧な窓口対応で、必要な世帯に行き渡るように執行していただきたいというふうに思います。  次は、行政管理課、地域福祉課で人材派遣の職員を雇用する予算が含まれております。  それで、個人情報を扱う場合もあり得るという答弁がありましたので、できればやはり、直接、個人情報に触れる部分については、担当の職員が対応して、そのほかのところで派遣の方に作業をしてもらう。そういった部分で執行していただきたいというふうに思います。  次ですけれども、子育て世帯への臨時特別給付金の所得制限、これを外すということは、各自治体の判断で行えるということですので、是非ここは検討していただきたい。  又は、行わないのであれば、違う形での子育て支援、例えば、子どもの医療費無料化とか、そういったものを高校生、大学生にも拡大するなどの前向きな──前向きに検討する時期ではないかなというふうに思います。  昨日の夕方、おとといもなんですけれども、この給付金について、児童手当の対象でない親御さんから連絡がありました。  お2人とも3人の子育てをしているという保護者だったんですけれども、国は所得制限を外してよいということを言っているから、私も税金をきちんと納めているし、子育て支援の給付であれば、全ての子どもに対して給付してほしいというお電話をいただきました。  それで、児童手当の特例給付ももらえなくなるということとか、10万円も両方もらえないんですねということで、意見を言うところがないということで、是非、意見を言わせてほしいという電話がありましたので、ここで代弁させていただきます。  最後に、委員会のやり取りでもありましたけれども、やはり、今回の執行について、特に、子育て世帯への臨時特別給付金についてですけれども、やり取りの中では、議会の議決前に執行してもいいよというような答弁に聞こえたんですが、QアンドAの中身を聞きますと、国の補正予算前であっても、大府市が執行した後には、きちんと補助金を渡しますよというふうに私は取りましたので、議会を踏まなくていいということではないというふうに思っております。  ですので、予算の手順をきちんと踏んだ上で、ここは執行していくべきかなというふうに思います。  それで、先ほど専決処分の話も出ましたが、専決処分ができる場合というのは限られております。やはり、議会が成立しないときでありましたり、開くことができない。私の中では、災害時とか、そういったときに限られるというふうに思います。  それで、先ほど、大府市は、専決処分ではなくて、議会をきちんと開いてすばらしいというふうな話がありましたが、すばらしいというか、それが当然の議会のルールでありますので、そこはきちんと、スピード感も大事ですけれども、きちんと順番をとっていただけたらというふうに思います。  それで、やはり子育て世代が、給付──もう振り込みしますよというはがきをもらった市民は、やはり、もうもらった時点で給付を受けられると思いますので、例えば議決されずに、もらえなくなる可能性もある中では、やはり議会の議決を終えて事業を執行していく。ここはやっていくべきではないかなというふうに思います。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。4番・鷹羽富美子議員。 ◆4番議員(鷹羽富美子)  では、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」について、賛成の立場から討論をいたします。  少しでも早く、新型コロナウイルス感染症の影響で困窮する世帯へ住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金や、子育て世帯へ臨時特別給付金の給付ができるよう取り組もうという姿勢、これは大いに評価しております。  それにつきまして、3点ほど意見を述べさせていただきます。  まず1点目ですが、子育て世帯への臨時特別給付金事業についてです。  国は、所得制限なしの給付について、自治体が独自財源で現金10万円を給付することを容認しております。  今回の所得制限の基準というのが、不平等感が否めません。親の所得に関係なく、新型コロナウイルス感染症で、心がすさみがちな子どもたちが多くいます。給付の対象外になっている子どもたちにも何らかの支援を検討していただきたいと思います。  同じく、子育て世帯に関する臨時特別給付金について、今日の議決を待たずして、給付対象世帯へ追加給付のお知らせはがきを送付されたことについてです。  通常、議会の議決があって、事業は執行されるべきと考えております。二元代表制のルールにのっとって、順番に事業を進めていただきたいと思います。  3点目は、今回の議案の中では、個人情報の保護について、大きな課題があります。市民の個人情報を市が責任を持って守っていっていただきたいと考えております。  以上、意見を申し上げて、賛成の討論といたします。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。2番・大西勝彦議員。 ◆2番議員(大西勝彦)  補正予算に賛成の立場で討論をさせていただきます。  一般的に、国民の方とか市民の方は、お役所仕事という言葉があるように、やはり行政の仕事については、堅い。間違いはないけれども、やはり若干遅いと。スピード感がないという固定観念、概念といいますか、そういうものを持たれています。  私は民間企業に勤めているんですけれども、最近、その仲間たちから、やはり大府市は、「どうしたんだ大西、早い」と、非常に驚きの声をもって言われる。評価をされていると。  こういったことは、やはり市役所の職員の方々の懸命な努力でそういった評価ができているんだろうなと。当然、トップの思いもあるかと思いますけれども、そう思っております。  それで、今回の補正予算につきましても、基本的には、これは全てコロナ対応です。住民税非課税世帯への臨時特別給付金、それから、子育て世帯への臨時特別給付金ですか。これのほかにも、学校、放課後クラブ、児童センターや、保育園や、子育てのところに、非接触の蛇口を付けていくんだというようなことで、これもやはり、後からやっても意味がないので、こういったことも迅速にやられているということは、大変評価をしていきたいと思っております。  ただ、私の先輩議員からよく言われたのは、「大西、スピード感と拙速は違うんだ」ということをよく言われました。それはなぜかと言いますと、私が一般質問なんかで、特にスピード感、スピード感ということを言っておりましたので、それを戒める意味、あるいは、ちょっと待てという意味で言われた言葉だと思います。  この言葉をしっかりとはらに落とし込みながら──当然、皆さん方も、スピード感を持ってやっていただくのは結構なんですけれども、その事業の目的、目標、そして成果がどういったものなのかということをしっかりと考えていただいて、スピード感を持ってやっていただきたいというふうに思っております。  最後に、今回の議案が急きょ上程されたことにつきましては、憲法第93条に規定されているのが、解しますと、これが二元代表制です。この二元代表制にのっとって、私は、正当に民主的な手続を経て、こういった形で上程をされているというふうに考えておりますので、そういったことも含めて、賛成の討論とさせていただきます。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第73号を採決します。本案に対する各委員長の報告は可決です。  お諮りします。本案は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第73号「令和3年度大府市一般会計補正予算(第11号)」は、原案のとおり可決されました。  日程第22、議案第71号「教育委員会委員の任命について」を議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(岡村秀人)  議案第71号「教育委員会委員の任命について」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、教育委員会委員を任命するに当たり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。  内容につきましては、現在委員であります冨田良平氏が、令和3年12月31日をもって任期満了となりますので、ここで再度、冨田氏を委員として任命するものでございます。  冨田氏は、平成30年の就任以来、教育活動において御活躍いただいておりますが、人格高潔にて識見も高く、各方面から高く評価され、地域住民の信望も厚く、引き続き、委員として最適任者であると確信しておりますので、皆様の御同意を賜りますようお願いいたします。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、議案第71号については、委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。最初に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより議案第71号を採決します。  お諮りします。議案第71号については、これに同意することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、議案第71号「教育委員会委員の任命について」は、これに同意することに決定しました。  日程第23、諮問第2号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」を議題とします。  議案の朗読を省略し、提出者から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(岡村秀人)  諮問第2号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」、提案理由並びに内容の説明を申し上げます。  提案理由といたしましては、人権擁護委員の候補者を法務大臣へ推薦するに当たり、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。  内容につきましては、現在委員であります浅田勇治氏が、令和4年3月31日をもちまして任期満了となりますので、後任の候補者として塚本鋭裕氏を推薦するものでございます。  塚本氏は、人格高潔にて地域からの信頼も厚く、人権擁護についての理解も深く、委員に最適任者であると確信いたしておりますので、皆様の御同意を賜りますようお願いいたします。  なお、このたび退任されることになります浅田氏は、平成28年から6年間の長きにわたり御活躍いただき、心から感謝と敬意を表すものでございます。  これで提案理由並びに内容の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。本案については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。最初に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより諮問第2号を採決します。  お諮りします。諮問第2号については、異議ない旨を答申することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)
     挙手全員です。よって、諮問第2号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」は、異議ない旨を答申することに決定しました。  日程第24、意見書第6号「インボイス制度導入後もシルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を求める意見書」及び日程第25、意見書第7号「ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書」を、会議規則第34条の規定により一括議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。16番・山本正和議員。              (16番議員・山本正和・登壇) ◎16番議員(山本正和)  議長の御指名がありましたので、意見書第6号及び意見書第7号について、提案理由を御説明します。  意見書の朗読をもって説明に代えさせていただきますので、よろしくお願いします。  なお、いずれも、提出者は私、山本で、賛成者は、鷹羽登久子議員、小山昌子議員、野北孝治議員藤本宗久議員、鷹羽琴美議員及び国本礼子議員です。  それでは、朗読させていただきます。  まず、意見書第6号「インボイス制度導入後もシルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を求める意見書」です。  シルバー人材センター(以下「センター」という。)は、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき設立された公的団体であり、地域の日常生活に密着した就業機会を提供することなどにより、高齢者の社会参加を促進するとともに、医療費や介護費用の削減などにも貢献している。  令和5年10月に、消費税において適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入される予定となっている。消費税制度においては、小規模事業者への配慮として、年間課税売上高が1,000万円以下の事業者は消費税の納税義務が免除されており、シルバーの会員は、免税の個人事業者に当たる。インボイス制度が導入されると、免税事業者であるセンターの会員はインボイスを発行することができないことから、センターは仕入税額控除ができなくなり、新たに預かり消費税分を納税する必要が生じることになる。  しかし、公益法人であるセンターの運営は収支相償が原則であり、新たな税負担の財源がない。センターにとって、インボイス制度の導入に伴う新たな税負担は、まさに運営上の死活問題である。  人生100年時代を迎え、国を挙げて生涯現役社会の実現が求められる中、報酬よりも社会参加・健康維持に重きを置いた「いきがい就業」をしているセンターの会員に対して、形式的には個人事業者であることをもって、インボイス制度をそのまま適用することは、地域社会に貢献しようと努力している高齢者のやる気、生きがいをそぎ、ひいては地域社会の活力低下をもたらすものと懸念する。  よって、本市議会は、国に対し、インボイス制度導入後も、少額の収入しかないセンターの会員の手取額が更に減少することなく、センターにおける安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和3年12月17日 愛知県大府市議会議長 早川高光  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣です。  次に、意見書第7号「ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書」です。  近年、本来大人が行うと想定されている家事や家族の世話などを担う18歳未満の子どもがヤングケアラーと呼ばれており、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負っていることから、本人の育ちや教育への影響が問題となっている。  そこで、国は、本年3月に全国規模で行った実態調査の結果を公表するとともに、5月には、厚生労働省と文部科学省が共同で設置したプロジェクトチームにおいて、ヤングケアラーの早期発見・把握やスクールソーシャルワーカー等を活用した教育相談体制の充実を始めとする支援策の推進など、今後取り組むべき施策を取りまとめた。  ヤングケアラーが必要とする支援は、福祉、介護、医療、教育等、様々な分野に及ぶことから、関係機関やNPO等の相互の緊密な連携が不可欠である。また、家庭内のプライバシーに深く関わっていることや、本人や家族に自覚がないことも多いため、問題が表面化しにくい傾向にある。そのため、社会的認知度の向上を図り、実情を把握しながら、適切な支援につなげていかなければならない。  国が、3月に行った実態調査の対象は中学2年生と高校2年生に限られていたが、愛知県ではこれに小学5年生を加えて調査を実施した。さらに、国においても、今年度中に小学生と大学生の調査が行われる予定である。今後、これらの調査を元に、ヤングケアラーに寄り添った切れ目のない支援を検討していく必要がある。  よって、本市議会は、国に対し、ヤングケアラーへの支援の充実を図るため、下記の事項について特段の措置を講じるよう強く要望する。  記。  1、ヤングケアラーへの支援施策を一体的、効果的に推進するため、福祉、介護、医療、教育等の関係機関やNPO等の連携強化を図ること。  2、ヤングケアラーの社会的認知度の一層の向上を図るため、広報啓発活動の充実、強化を図ること。  3、小学生や大学生を含めた、より詳細な調査を元に、ヤングケアラーに寄り添った切れ目のない支援を検討すること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和3年12月17日 愛知県大府市議会議長 早川高光  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(早川高光)  これより質疑に入ります。  まず、意見書第6号について質疑を行います。質疑はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、3点だけちょっと確認をさせていただきます。  一つは、インボイス制度の導入による影響についてなんですけれども、この制度の導入で影響を受ける事業者ですけれども、ここには、消費税制度におけるということで、免税の個人事業者というふうに書かれているわけですけれども、私は、ここに挙げられていますシルバー人材センターを始め、多くの事業者も影響を受けるという認識なんですけれども、その点は同じ認識なのか、提出者に確認をいたします。  2点目ですけれども、インボイス制度の特例措置についてですけれども、今回の意見書は、インボイス制度はシルバー人材センターに影響を及ぼすものと書かれているわけですけれども、インボイス制度を進めない、凍結するべきという意見書にしなかった理由がもしあれば、お願いいたします。  そこに関連ですけれども、制度に問題はあるけれども、インボイス制度そのものは進めるべきだという立場なのか、ここを確認させてください。  以上です。 ○議長(早川高光)  お答え願います。16番・山本正和議員。 ◎16番議員(山本正和)  初めて本会議場で答弁させていただきます。  インボイス制度の導入により、この影響が、全ての個人事業者に等しく及ぶかどうかということですか、1点目は。  影響があるかということですね。はい。  当然のことながら、個人事業主には、同じように及びますが、先ほども意見書の中で申し上げましたように、個人事業主には、売上高に応じて、免税される事業者もございます。  したがいまして、今回、その個人事業主の中で、シルバー人材センターだけ特別に特例を設けてくれないかという意見書を提出させていただきましたのは、シルバー人材センターが、先ほど申し上げましたように、公的、半ば公的な役割を果たす組織であるということ。それから、それを構成している一人一人が、事業としてやっているというよりは、生活の足しになるように働くという、そういう類いの個人事業主であります。世間でいうところの一般の親方、事業として親方となっている事業主とは、ちょっと違うと思うんですね。  その点で、私は、今回のインボイス制度が、個人の事業主と同じように課税されるというのは、ちょっと問題があるのではないかというふうに考えまして、意見書に賛同しているものでございます。  それから、2点目は、インボイス制度を、特例を設けるのではなくて、凍結するという考えはなかったのかという質問だと思いますが、インボイス制度は、まだ2年ぐらい先に設置される制度でございまして、今、政府のほうが検討している段階でございまして、早めに消費税に対応──シルバー人材センターが、インボイス制度に対して、意見を早めに述べたほうがいいということで出されたものだと思いますが、この点に関しましては、私どもが直接、議会として、インボイス制度の正否を問う立場にはないと思っております。  個人的な意見ではありますが、消費税は社会保障の大変大きな重要な土台になっておりますので、これは、政府にお任せしていくのがよろしいかと思います。  以上です。 ○議長(早川高光)  答弁終わりました。  ほかにありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、次に、意見書第7号について質疑を行います。質疑はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、以上で質疑を終わります。  お諮りします。ただいま議題となっております意見書第6号及び意見書第7号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、意見書第6号及び意見書第7号については、委員会の付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  まず、意見書第6号について討論を行います。最初に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。3番・久永和枝議員。 ◆3番議員(久永和枝)  それでは、意見書第6号「インボイス制度導入後もシルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を求める意見書」について、賛成の討論をさせていただきます。  インボイス制度の導入によって、シルバー人材センターを始め、多くの事業者への影響が大きい。ここは認識が同じだという確認ができたということで、賛成をいたします。  次に、意見を申し上げます。  フリーランスなどの小規模事業者で、インボイス制度の影響を受ける事業者は、全国で488万事業者です。シルバー人材センターの運営上の死活問題であるように、小規模事業者にとっても死活問題であるインボイス制度の導入については、日本共産党は反対の立場であります。  新型コロナウイルス感染症の影響を受け、これから立て直そうという事業者も多くいる中、制度の導入で仕事をやめざるを得ない事業者も増えるのではないでしょうか。  全国商工会連合会の令和3年度の事業計画でも、インボイス制度の導入については、免税事業者が取引から排除される可能性があること、フリーランス等の帳簿整理が不十分である実態を勘案し、当面の間の凍結を求める活動を強化するとしています。  さらに、日本商工会議所も凍結を求めている内容です。  インボイス制度に様々な問題があるのであれば、本来は、制度の見直し、中止又は凍結の意見書もふさわしかったのではないかと意見を申し上げ、討論といたします。  以上です。 ○議長(早川高光)  ほかに討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより意見書第6号を採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、意見書第6号「インボイス制度導入後もシルバー人材センターの安定的な事業運営が可能となる特例措置の実施を求める意見書」は、原案のとおり可決されました。  次に、意見書第7号について討論を行います。最初に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終わります。  これより意見書第7号を採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙手全員)  挙手全員です。よって、意見書第7号「ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書」は、原案のとおり可決されました。  日程第26、「議員派遣について」を議題とします。  お諮りします。お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していきたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。よって、お手元に配布しました資料のとおり議員を派遣していくことに決定しました。  次に、お諮りします。ただいま可決されました議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
                   (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認め、そのように進めます。  以上で、今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  ここで、市長より挨拶をいただきます。市長。                (市長・岡村秀人・登壇) ◎市長(岡村秀人)  令和3年大府市議会第4回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  去る11月30日から本日まで18日間にわたり定例会を開催していただき、追加上程させていただきました議案も含め、執行部から提出いたしました議案につきまして、慎重審議の上、お認めを賜り、誠にありがとうございました。  子育て世帯への臨時特別給付につきましては、去る12月13日に、全国でいち早く5万円を市民の皆様にお届けすることができました。引き続き、本日お認めいただきました補正予算を適切に執行し、追加の5万円の給付や住民税非課税世帯等への給付を職員一丸となって、スピード感を持って、コロナ禍で苦労をしている方々をしっかりと支援してまいりたいと思います。  また、新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株が確認され、国内でも感染者が確認されたところであります。世界保健機関(WHO)は、過去の変異株では見られなかったペースで拡大しているとの見解を示しており、感染拡大の第六波を招くことのないよう、感染拡大防止を徹底してまいりたいと思います。  年末年始は、交通事故が多くなる時期でございます。本市におきましては、交通事故死ゼロが3年以上続いており、本日で1,111日、1が四つ並びますその日となりました。交通死亡事故が決して起こることのないよう、引き続き、交通安全を啓発し、交通事故の防止に努めてまいりたいと思います。  皆様には、交通安全、防火、防犯に引き続き御留意いただき、御家族そろって健やかに新年をお迎えいただくことを祈念申し上げ、定例会閉会の御挨拶とさせていただきます。  長期間にわたる御審議、誠にありがとうございました。 ○議長(早川高光)  これをもちまして、令和3年大府市議会第4回定例会を閉会します。                 閉会 午後 3時42分...